ゲゲゲ忌 3期デー!レポ。2019

2019年11月28日(木) シアタス調布
ゲゲゲの鬼太郎3期上映デー
レポ、ニュアンスです。すみません、素晴らしい鬼太郎ファンの方々のツイートを勝手に見ていて、そこからの引用などもあるかと思います🙇‍♂️自分用まとめです。

・動画祭り、物語でめちゃ動く鬼太郎見て、元の頭身じゃ動かしにくそう→身長伸ばした→その後のシリーズのキャラデザに影響。動画祭りじゃなかったな、劇場版の時だ。妖怪大戦争?かな。年齢も上がってたらしい笑by兼森さん


・芝田さん(シリーズディレクター)は当時25歳で、葛西さんのもとについてのお仕事。ユメコちゃんはお嬢様ならロングヘアで、おでこが出ていて、服はエメラルドグリーンで…と兼森さんにユメコちゃんのキャラデザのイメージを伝えていたらしい。葛西さんも横山賢二さんもあまりこだわりがなかったようで、そのまま採用された笑笑「僕の趣味だけで結構決めちゃって。💦笑」と話されていた。結果ねこ娘の赤と対になるユメコちゃんのキャラデザ素晴らしすぎない?????

・ユメコ役色川さん、当時21歳で、新人だった。ねずみ男富山敬さんのファンで、現場に行くと憧れの人がいる…!とても光栄だった。しかも富山さんが本当に優しくて、まさにねずみ男のように気遣ってくれた。芝田さんも「本当に、富山さんは僕のような若造にも『ここはこういう感じでいい?』とか聞きにきてくださって、気遣ってくれて。戸田さんが結構怖かったんですよね笑。からかわれたりして…。」永富さんがそれは可愛がられているんじゃないですか?笑と突っ込むものの「いや、当時の若い僕には怖くて…、」と。

・芝田さんは佐藤順一さんとかと同期。朱の盆とかぬりかべと呼ばれていた。顔デカイから。

・オープニングのねずみ男の持っているマイクの溝🎙に塗り忘れがあり、兼森さんがそれでいいのかなぁ?と言ったため日曜に出社してセル画に芝田さんが上塗りしたらしい。でも今見てると1カットだけ塗り忘れているところがあったとのこと。

・芝田さん曰く、武上さんがいると色恋沙汰とかあの人好きだから、鬼太郎ねこ娘ユメコの三角関係にさせたがる。そういう脚本になるとのこと。
・芝田さん演出のエンディングのピョンピョン飛び跳ねる鬼太郎とねこ娘は、シンセの音聴いた時にこれは飛んでる感じがする、と思って構成されたらしい。あと水木先生の妖怪の絵を東映に唯一あった大きめの転写機?でとって、美術さん?に色塗りを頼んだ、とのこと。

・オープニングは当時流行っていたアメリカ?のMTVとかのミュージックビデオや、ゲームのタイトル画面を参考にしながら、かっこいいものになるように作ったんだけど、今見ると…ですね。。。by芝田さん

・オカリナについて。鬼太郎の指鉄砲とか胃に蛇を飼っているとか放送コード的に無理(笑)かと言ってちゃんちゃんこや下駄は商品的に売れない。当時流行っていたオカリナが伸びたり鞭になったりすると面白いし、商品として売れるのではないか、という大人の事情。兼森さんは言われたままに描いたらしい笑笑

・兼森さん、「なんか中途半端だった。僕は水木先生の貸本屋時代の鬼太郎を読んできたし、1.2期のアニメもあって…。だけど当時かっこいい鬼太郎を描くことになって、なんか中途半端になっちゃった。だから進んでいくにつれて色々変えちゃったり(劇場版で頭身高くしたり…)定まってなかったな。だから7期が始まる時に僕がまだ鉛筆持てるなら参加したいな。」

★制作サイドの話聞けるのすごいなぁ。声優さんの演技に制作サイドも影響され、逆もまた然りで、作品がどんどん変化していく、パワーアップしていくっていうのがすごくいいよね、ってたぶんと永富プロデューサーが言ってた。いや色川さんかな?あと30年くらい経ってるのに、こうやってイベントが開かれているとかってことは、3期鬼太郎のもつエネルギーの凄さなのかなって兼森さんが言ってた。

・兼森さん、ぬらりひょんは悪役をイメージして描いた。朱の盆は僕好きなんだけど、これ動かすの大変だろうなぁ〜笑と。体のバランスとかね笑。
ぬらりひょんと朱の盆のコンビは、ボケとツッコミで面白いかな、という理由で登場させていた。そんなぬらりひょんが妖怪たちのドンっていうのはその後のシリーズでも続きますよね…と永富さん。

・とにかく、大画面でばけ猫国道0号線が見れて良かった幸せ。